モロモロとは化粧下地を施してるときに出る消しゴムカスのようなもの。

モロモロはピーリングのときに出る老廃物の角質や垢じゃありません(似てるけど)。
いざ、これから出かけようとするときのメイクでモロモロが出ると、凹みますよねー。
モロモロが出る原因や出やすい化粧品、どんな条件が揃うとモロモロが出るのか?などを見ていきながら対処法をまとめてます。

どうしてモロモロが出るの?その原因
ほとんどの方がスキンケアやベースメイク中のモロモロに一度は遭遇してると思います。

私が初めてモロモロを体験したときの話。その正体が何なのかわからず顔を洗い直してみたり、プチパニックでした。まさにヒェ~な、未知との遭遇。

モロモロの原因と出やすい化粧品 | オールインワンゲル
モロモロの主な原因は 化粧品の成分としてよく使われている増粘剤のカルボマー。
もうひとつの原因は 化粧品の組み合わせが悪い時。とくに、美容液と乳液の成分相性が合わないときに出やすいです。

モロモロが出やすい化粧品の代表は オールインワンゲルなんです。なので、選ぶ前にモロモロが出やすいかどうかを調べましょう。

市販されてるほぼすべてのオールインワンゲルの成分にカルボマーが配合されてます。しかし、成分配合が微妙に違うため、モロモロが出たり出なかったりと混在しています。
カルボマー(カルボキシビニルポリマー)について
カルボマーは 半世紀以上に渡って化粧品の増粘剤として使われ続けて来た成分。化粧品成分を馴染ませるためにかつては界面活性剤がよく使われていました。
しかし、界面活性剤の安全性が疑われるようになりました。そこでより安全で変質の少ない(※1)カルボマーがそれに取って代わりました。
(※1)カルボマーは腐敗しにくく、微生物の汚染にも強い安定した成分。
乳液やオールインワンゲルに欠かせない成分ですが、実際の配合量は 1%以下。微量でも高い保水力と増粘効果があるので、欠かせない成分の一つになりました。
モロモロが出る条件 | 急いでるときほど
モロモロは 次のような条件が出揃うと出たりします。

時間がないときや急いでるときに限ってモロモロが出やすいんです。その理由は化粧水が肌に馴染む前にすぐ下地を重ねたりするとモロモロが出ます。
なので、化粧水や美容液、乳液が肌に浸透し終わってからベースメイクしましょう。

健康な肌ほどモロモロが出やすい?

皮肉なことに、肌のキメが細かかったりヒアルロン酸が足りている人はモロモロが出やすいんです。 いわゆる健康な肌の人。なんだか喜んでいいのやら…
健康な肌に栄養成分を浸透させようとしても、すでに栄養成分が細胞内で飽和状態のため、それ以上浸透しないため、モロモロになる。ということですね。

そういった方は 美容液などの量を減らして使ってみてください。
モロモロ 対処法 | ①コットンを使う ②浸透させる ③こすらない
モロモロが出ないようにする対処法ですが、ポイントは 3つです。

①コットンを使う
化粧水はコットンを使うと肌へスムーズに浸透します。ただし、繊維が残らない質の良いコットンを使ってください。
②浸透させる
化粧下地(ベースメイク)は 化粧水、美容液、乳液が肌に浸透し終わってから(オールインワンゲルも同様)。
※BBクリーム、CCクリームを使うときも先に塗ったものが乾いてからにしましょう。
③こすらない
化粧下地の塗り方のコツは 塗り広げるというよりは ポンポンと叩き込むイメージで。
伸ばすではなく、肌に乗せていくやり方で、けっしてこすらないようにしましょう。
基礎化粧品同士の相性など、当初は いろいろな試行錯誤があると思いますが、そのうち自分なりにメイクのコツが掴めてくると思います。
トラブルには早めに手を打って、これからのスキンケア・メイクアップライフを楽しんでください。